聴こえない子どもが生まれる確率は1,000人に一人といわれています。そして、聴こえない子どもの親は9割が健聴者です。聴こえる親が聴こえない子どもを養育するにあたって大きな支援ツールとなりうるのがiPadの存在です。iPadを上手に活用することによって視覚情報を簡単に提示することができます。親子で一緒に心を動かし、その体験と視覚言語を重ね合わせることが療育につながります。わたしたちは、聴覚障害のある子どもの自立と社会参加を目標に、聴覚障害教育に携わる教員および聴覚障害児の保護者に対する支援の一環として、心理学・聴覚障害教育・手話言語学といったさまざまな専門家と連携して、有効なアプリ教材の開発とその普及に取り組んでいます。このコンテストを通じて、これからの社会を担う子ども達が手話歌に親しみ、聴こえる人も聴こえない人も、ともに生きていく社会を作り上げていくようになることを願っています。
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